2012年05月24日

新文芸坐に行ってきたよ(&「狂った野獣」鑑賞)

 東京での用事ついでに池袋で公演中だった劇団6番シード「ふたりカオス」を見に行って来たのですが(とてもいいお芝居でした!是非大阪でも)、帰りの飛行機までまだ余裕があったので近くの名画座、新文芸坐に「ついでのついで」に行って来たのです。

 パチンコ店「マルハン」の三階にある新文芸坐。映画館としてでの用途に限らず寄席としても使われることもあるとか。



さて見てきたのは中島貞夫監督「狂った野獣」。78分というお手軽な上映時間もよし。


 
 舞台は京都。銀行強盗に失敗した片桐竜次、川谷拓三の二人はバスジャックをして逃走を図る。しかし乗り合わせていた一癖ある乗客達に翻弄される犯人の二人。さらに心臓に爆弾を抱えていた運転手は途中で意識を失ってしまう。そこで自動車会社の元テストドライバーだった渡瀬恒彦が代わりに運転することになるのだが、次第に主導権が渡瀬に移っていく…というお話です。

 「狂った野獣」というタイトルでハードボイルドなストーリーを想像してしまうのですが、強いはずの犯人が振り回され、追いかける京都府警もどこか頼りないというコメディアクションでした。出だしの銀行強盗に失敗した所から強面の銀行員(!)に犯人二人がボコボコにされているんだものなぁ(笑)。ただ、笑わせようとしているのではなく、出ているキャラクター達は大まじめなんだけど結果的に滑稽になっている点がこの映画の良いところ。新文芸坐のチラシでの解説には「日本映画史上もっとも面白い作品のひとつ」とあるんですが、確かにこれは傑作!DVDも出ていますので是非皆さんに見て欲しい作品なのです。

 全体としてはキアヌ・リーブス&サンドラ・ブロックの「スピード」に近いと感じましたが、この作品の元ネタに「狂った野獣」がなったかと言われるとちょっと「?」。もちろん監督や脚本家というのは色んな作品をチェックしているはずなので「見ていない」というのはあり得ないと思いますが、参考にしたたくさんの作品の内の一つ、という気がします。

 余談ですがこの映画にはアフロ時代の笑福亭鶴瓶さんが出演。ラジオの公開生放送をしている最中にバスジャックのニュース原稿を読み上げる役どころで、この頃ラジオパーソナリティーとして人気があった事を示す資料としても貴重な映像だと思います。

 さて新文芸坐では現在「今村昌平監督特集」をやっているのですが、それにあわせて監督が生前好んで色紙に書いたお言葉が大きく展示されていました。


「すべてチンポがかたいうちだぞ」

いやー深いお言葉ですよぉぉぉ。今村監督かっけーす(笑)!それにこのパネルをトイレ入り口手前に置いている新文芸坐さんのセンスもナイスです!


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Posted by 天野"kevin"達也 at 18:13│Comments(0)映画
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